結論|保健学科は「共通テストで勝負が決まる」学科です
新潟大学が公表している令和7年度入学試験の合格者データから始めます。医学部というと医学科の高いボーダーを思い浮かべますが、保健学科は医学科とは別物。ぐっと現実的なラインで、しかも共通テスト重視です。まず3専攻の比較から。
| 専攻(前期日程) | 共通テスト(配点/最低/平均) | 二次(配点/最低/平均) |
|---|---|---|
| 看護学専攻 | 1000点 / 最低59.6% / 平均65.7% | 400点 / 最低40.0% / 平均52.2% |
| 放射線技術科学専攻 | 1000点 / 最低67.2% / 平均73.0% | 400点 / 最低41.2% / 平均53.7% |
| 検査技術科学専攻 | 1000点 / 最低62.8% / 平均69.1% | 400点 / 最低41.0% / 平均51.6% |
ポイントは配点です。保健学科はどの専攻も共通テスト1000点・二次400点。共通テストが全体の約71%を占めます。二次の合格者最低点も40%前後と低く、共通テストの出来がそのまま合否を決める構造。共テ最低は専攻により59.6%〜67.2%で、医学科(共テ最低75.8%・平均86.1%)とは戦い方が大きく違います。
なぜ「共通テスト6割前後」で受かるのか|配点を見れば分かります
| 区分 | 配点 | 全体に占める割合 |
|---|---|---|
| 共通テスト | 1000点 | 約71% |
| 個別学力検査(二次) | 400点 | 約29% |
| 合計 | 1400点 | 100% |
保健学科は共通テスト1000点・二次400点。共通テストが全体の約71%です。さらに二次の合格者最低点は40%前後。二次で差がつきにくいぶん、共通テストの点数がほぼそのまま順位になります。まずは共通テストで、専攻ごとのボーダー(59.6%〜67.2%)を超える力をつけることが最優先です。
共通テストは全科目をバランスよく(1000点満点の勝負)
保健学科は共通テスト1000点が勝負。1科目の穴が総合得点率を大きく下げます。志望専攻に関わらず、全科目をまんべんなく仕上げることが合格に直結します。
| 科目 | 考え方 |
|---|---|
| 英語 | 看護は二次でも必須。全専攻で共テの主力 |
| 数学・理科 | 放射線・検査は二次でも使う。看護でも共テでは必要 |
| 国語 | 看護は二次でも必須。全専攻で共テの得点源にしたい |
| 社会 | 共テ1000点の中では無視できない。基礎で底上げ |
二次の対策|専攻で分かれます
保健学科の二次は専攻によって科目が違います。自分の専攻に合わせて対策してください。
看護学専攻|英語・国語(読解と表現)
看護学専攻の二次は、外国語(英語)と国語で、読解力・論理的思考力・表現力が問われます。まず英語の和訳の手順を見せます。
国語は現代文の記述が中心。傍線部を要素に分解し、本文の言葉で言い換え、字数に合わせて圧縮する手順で解けます。詳しくは 英語/国語/字数指定記述の書き方 を参照してください。
放射線技術科学・検査技術科学専攻|数学・理科
理系分野を扱うこの2専攻は、数学・理科が中心です。標準問題を確実に取る正確さが大切。数学の証明を例に手順を見せます。
数学は 理系数学/証明問題、理科は 化学/理科は何科目必要? を参照してください。※科目・面接の有無は専攻・年度で変わるので、必ず募集要項で確認を。
保健学科に合格するための戦略(まとめ)
| やること | 理由 |
|---|---|
| 共通テストを最優先で固める | 配点の71%が共テ。二次で差がつきにくい以上、ここが勝負 |
| 志望専攻のボーダーを基準にする | 看護・放射線・検査で共テ最低が違う。放射線はやや高め |
| 共テ全科目をバランスよく | 1000点満点。苦手科目の穴が総合点に大きく響く |
| 二次は専攻の科目を標準レベルまで | 看護は英語・国語、放射線・検査は数学・理科。標準問題を確実に |
| 面接がある場合は志望動機を整理 | 医療人としての適性も見られる |
時期別ロードマップ(高2冬〜本番)
| 時期 | やること | 目標 |
|---|---|---|
| 高2の冬〜高3春 | 志望専攻を決める。共通テスト全科目の基礎固め | 専攻と必要科目を確定 |
| 高3の春〜夏 | 共通テスト対策を軸に。専攻の二次科目も基礎から | 共テ全科目を底上げ |
| 高3の夏 | 志望専攻の二次過去問に触れ、必要な水準を把握 | 本番の科目・分量を把握 |
| 高3の秋 | 共通テストの精度を最優先で上げる | 専攻のボーダー超えを狙う |
| 共テ後〜二次直前 | 二次の標準問題を確実に。面接がある場合は志望動機を固める | 取りこぼしゼロで本番へ |
よくある失敗5つ(と、その理由)
| やりがちな失敗 | なぜ致命的か |
|---|---|
| 医学科のボーダーと混同して諦める | 保健学科の共テ最低は6割前後。医学科(75.8%)とは大きく違う |
| 二次対策に時間を使いすぎる | 配点は共テ71%・二次は差がつきにくい。共テ軽視は致命的 |
| 志望専攻のボーダーを確認しない | 放射線はやや高めなど専攻差がある。基準を間違えると計画がずれる |
| 共通テストの苦手科目を放置する | 1000点満点。穴が総合点に響く |
| 専攻の二次科目を間違えて対策する | 看護は英語・国語、放射線検査は数学・理科。科目を取り違えると無駄になる |
その力をつけるために、本当に必要なこと
| やるべきこと | 本当に必要なもの |
|---|---|
| 共テ重視の計画 | 専攻のボーダーから逆算した設計 |
| 共テ全科目のバランス | 苦手科目の穴を埋めること |
| 二次(専攻の科目)の正確さ | 標準問題の取りこぼしを潰す演習 |
| 毎日の実行 | 計画を実行し切る管理(正しい計画も、続かなければ0点) |
合格最低点も、専攻別の配点・科目も、二次の解き方も、この記事で全部お伝えしました。でも最後に、記事では埋められないものが残ります。「あなたの志望専攻に合わせて共通テストと二次にどう時間を割くべきかを設計し、記述の答案を毎週見てくれる人」です。ここだけは、参考書にも置いておけません。
補足|保健学科で学び、どんな仕事につくのか
保健学科は、医療の専門職を育てる学科です。看護学専攻は看護師・保健師、放射線技術科学専攻は診療放射線技師、検査技術科学専攻は臨床検査技師を主に目指します。いずれも国家資格が必要な専門職で、病院や医療機関、行政、研究の現場で活躍します。
医学科(医師)とは別の形で、チーム医療を支える専門職として人の健康に関わる道です。「医療に関わりたいけれど、医学科のボーダーは高い」という人にとって、保健学科は現実的で、やりがいのある選択肢。『どの専門職として医療に関わりたいか』が、そのまま志望専攻と勉強のモチベーションの軸になります。
補足|共通テストで1点でも多く取るために
保健学科は共通テスト勝負。だからこそ、共通テストの取りこぼしを1点でも減らすことが、そのまま合格可能性を上げます。特に理系科目が得意な放射線・検査志望は国語・社会で、文系寄りの看護志望は数学・理科で、苦手分野を『穴にしない』ことが効きます。全科目をまんべんなく仕上げ、得意で稼ぎ、苦手で崩さない——この当たり前を1000点満点の中で徹底することが、保健学科合格の最短ルートです。
補足|3つの専門職は、それぞれどんな仕事?
保健学科で目指す3つの専門職について、もう少し具体的に見ておきましょう。仕事のイメージがわくと、志望専攻を選びやすくなり、勉強のモチベーションにもつながります。
| 専攻 | 目指す職業 | 主な仕事 |
|---|---|---|
| 看護学専攻 | 看護師・保健師 | 患者さんのケア、診療の補助、健康の相談や予防。医療チームの中心を担う |
| 放射線技術科学専攻 | 診療放射線技師 | X線・CT・MRIなどの撮影、放射線を使った治療。画像診断を技術で支える |
| 検査技術科学専攻 | 臨床検査技師 | 血液・尿・細胞などの検査、心電図や超音波検査。診断の根拠となるデータを出す |
いずれも国家資格が必要な、代替のきかない専門職です。医師とはちがう形で、しかし確実にチーム医療を支えます。「自分はどの形で医療に関わりたいか」を考えると、志望専攻が自然と見えてきます。
そして、その先には国家試験が待っています。受験勉強で身につけた計画→実行→検証という学びの型は、入学後の専門科目や国家試験対策まで、そのまま生きてきます。だからこそ、今の受験勉強を正しいやり方で積み重ねることが、遠回りに見えて、専門職になるための最短ルートになります。目標が具体的な人ほど、保健学科の受験は強いです。
補足|専攻タイプ別・共通テストの重点
同じ保健学科でも、志望専攻で共通テストの重点が少し変わります。自分のタイプに合わせて、力の入れどころを調整しましょう。
| タイプ | 共通テストで特に固めたい | 二次で使う科目 |
|---|---|---|
| 看護志望(文系寄り) | 英語・国語を武器に。数学・理科は取れる問題を確実に | 英語・国語 |
| 放射線・検査志望(理系寄り) | 数学・理科を武器に。国語・社会を穴にしない | 数学・理科 |
どちらのタイプも、二次で使う科目は共通テスト対策と地続きです。二次で使う科目を共通テストでも高く取れれば、共テ・二次の両方が同時に伸びます。逆に、二次で使わない科目も共通テストでは必要なので、捨て科目は作らないのが鉄則。共テ1000点勝負の保健学科では、この積み重ねがそのまま合否を分けます。
医学部の中でも、保健学科は「正しく努力すれば十分に手が届く」学科です。医療の道を一度は諦めかけた人にも、現実的なルートがここにあります。共通テストの1点を大切に積み上げ、志望専攻の専門職への第一歩を、この受験から踏み出していきましょう。大事なのは、焦らず、正しいやり方で、毎日を着実に積み重ねていくことです。あなたの挑戦を、新潟大学専門塾は全力で応援します。
よくある質問
Q. 新潟大学の医学部保健学科は共通テストで何割必要ですか?
A. 専攻で違います。令和7年度の共通テスト最低点は、看護学専攻59.6%、放射線技術科学専攻67.2%、検査技術科学専攻62.8%でした。6割前後〜7割弱が目安です。
Q. 保健学科は医学科より入りやすいですか?
A. ボーダーで見ると、保健学科(共テ最低6割前後)は医学科(共テ最低75.8%、平均86.1%)よりぐっと現実的です。配点も共通テスト重視で、戦い方が違います。
Q. 保健学科の二次は何の科目ですか?
A. 専攻で異なります。看護学専攻は英語・国語、放射線技術科学・検査技術科学専攻は数学・理科が中心です。専攻・年度で変わるので、最新の募集要項で確認してください。
Q. 看護・放射線・検査でどれが入りやすいですか?
A. 令和7年度の共通テスト最低点で見ると、看護学専攻(59.6%)が最も低めでした。放射線技術科学(67.2%)はやや高めです。ただし年度・定員で変わります。
Q. 二次が苦手でも保健学科は狙えますか?
A. 狙えます。配点が共通テスト重視(1000:400)で、二次の合格者最低点も40%前後と低いため、共通テストをしっかり取れれば二次が飛び抜けていなくても合格ラインに届きやすい学科です。
Q. 保健学科を出るとどんな仕事につけますか?
A. 看護学専攻は看護師・保健師、放射線技術科学専攻は診療放射線技師、検査技術科学専攻は臨床検査技師を主に目指します。いずれも国家資格が必要な医療の専門職です。
Q. 看護志望ですが数学が苦手です。大丈夫ですか?
A. 看護学専攻の二次は英語・国語が中心なので、二次で数学は使わないことが多いです。ただし共通テストでは数学が必要なので、共通テストの数学は取れる問題を確実に取れるようにしておきましょう。
Q. このデータはどこの数字ですか?
A. 新潟大学が公表している「データブック2026」の令和7年度入学試験の合格者データです。二次の科目は募集要項・入試情報をもとにしています。最終的には最新の学生募集要項で確認してください。
新潟大学に合格するには
ここまで読んでいるということは、本気で新潟大学に合格したいということだと思います。合格するために不可欠な要素は、次の5つです。
新潟大学の入試には独自の傾向があります。新潟大学に特化した計画を立てることで、合格への最短距離を進むことができます。多くの受験生や高校生は、自分オリジナルの計画で余計なことをしてしまったり、逆に必要なのにそれを飛ばしたりと、合格まで遠回りする計画を立ててしまいがちです。正しい計画を立てることが、一番の合格への近道です。
計画を毎日しっかり実行することが大切です。どれだけ素晴らしい100点の計画を立てても、実行しなければ意味はありません。とはいえ、1人だと9割以上の人がどこかでサボってしまうのが現実です。だからこそ、誰かに管理してもらう環境が欠かせません。逆に、正しい計画をサボらずにやりきれば、ほとんどの人が合格できます。
成績が上がるのは「分からなかった問題が分かるようになった時」だけです。もともと分かる問題を1,000回、1万回、10万回解いても点数は変わりません。まず必要なのは、分かるところと分からないところをはっきりさせること。それを明確にするのが毎週の確認テストです。2ヶ月や3ヶ月に1回では遅すぎます。1週間に1回、勉強した範囲が本当に身についているかをテストすることが大事なのです。
一度決めた計画がその通りに進むことはありません。先週の勉強量が少なかったのか、多すぎたのかを毎週振り返り、翌週の計画を一緒に決めていきます。1ヶ月に1回の面談では、その1ヶ月がダメだった場合、まるごと無駄になってしまいます。1週間に1回にすることで、計画が崩れてもリスクを最小限に抑えられます。
新潟大学に合格したことがない人が指導しても説得力がありません。実際に合格した先輩の指導だからこそ、アドバイスに説得力があります。また、志望する大学の先輩だからこそ、モチベーションも上がります。結局、受験勉強は辛いもの。継続するためのモチベーションを、毎週この新潟大学の講師と話すことで高めていきます。
独学・集団授業・個別指導では、なぜ難しいのか
この5つ、どれか1つでも欠けると合格は一気に遠のきます。しかし現実には、独学・集団授業・個別指導のいずれも、5つすべてを揃えるのは難しいのです。
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|---|---|---|---|---|
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