新潟大学工学部には、出願時に選べる「2つの型」があります
まず、工学部志望なら絶対に知っておくべきことから。新潟大学工学部(前期日程)は、共通テスト重視型と個別学力検査重視型のどちらかを選んで出願できます。
| 共通テスト重視型 | 個別学力検査重視型 | |
|---|---|---|
| 共通テストの配点 | 900点 | 350点 |
| 個別学力検査(二次)の配点 | 500点 | 500点 |
| 合計 | 1400点 | 850点 |
| 共テが占める割合 | 64% | 41% |
この選択を知らずに、あるいは何となく選んでしまうと、自分に有利な方を捨てることになります。
実際の合格最低点|大学公表データで比べます
新潟大学が公表している令和7年度の合格者データです。予備校の推定ではなく実数です。
| 共テ重視型 | 個別重視型 | |
|---|---|---|
| 共テ 最高点 | 724.3 / 900(80.5%) | 242.1 / 350(69.2%) |
| 共テ 最低点 | 501.2 / 900(55.7%) | 181.2 / 350(51.8%) |
| 共テ 平均点 | 591.6 / 900(65.7%) | 211.7 / 350(60.5%) |
| 二次 最高点 | 353.9 / 500(70.8%) | 357.4 / 500(71.5%) |
| 二次 最低点 | 140.5 / 500(28.1%) | 239.6 / 500(47.9%) |
| 二次 平均点 | 256.9 / 500(51.4%) | 278.0 / 500(55.6%) |
どちらを選ぶべきか|計算して判断します
共テで失敗したから個別重視型、と選んでも、二次で5割近く取れなければ結局届きません。「二次で戦える力があるか」が前提条件です。
工学部の二次試験は、何が出るのか
どちらの型を選んでも、二次の配点は500点で同じです。では何が出るのか。
数学|工学部は「大問1〜5を120分」です
新潟大学の理系数学は、学部・選抜方式によって解く大問が変わります。工学部は理学部(理数重点選抜)と同じく、大問1〜5の5題を120分で解きます。
| 受験区分 | 解く大問 | 解答用紙 | 試験時間 |
|---|---|---|---|
| 工学部・理学部(理数重点) | 1・2・3・4・5 | 5枚 | 120分 |
| 理学部(野外科学)・医学部(保健) | 1・2・3・4 | 4枚 | 90分 |
| 歯学部 | 2・3・4・5 | 4枚 | 90分 |
| 医学部(医学科) | 3・4・5・6 | 4枚 | 90分 |
英語|全学部共通・90分・全問記述
英語は工学部も他学部と同じ問題です。90分・大問3題・選択肢ゼロ。和訳、字数指定の説明、和文英訳、100語の自由英作文。理系だからといって英語が軽いということはありません。
理科|工学部は1科目90分
ここは工学部の大きな利点です。教育学部・工学部の理科は1科目90分。医学部・歯学部は2科目180分なので、準備量が半分で済みます。物理・化学・生物・地学から1つを選択します。
その分を数学の記述対策や英語に回せます。医学部志望者が理科2科目に追われる中、工学部志望者は数学・英語に厚く時間を配れる構造になっています。
では、何をどの順番でやればいいのか
| 段階 | やること | 目安 | ここで手を抜くと |
|---|---|---|---|
| STEP0 | 2つの型の配点を理解する(共テ64% or 41%) | 最初に1回 | 有利な選択を捨てることになる |
| STEP1 | 数学の基礎:数I・A・II・B・IIIを標準レベルまで | 高3の夏まで | 5題120分に対応できない |
| STEP2 | 理科1科目を決めて仕上げる | 夏 | 1科目なので、逆に穴を作れない |
| STEP3 | 英語の記述対策:和訳・説明・英作文 | 夏〜秋 | 全問記述。共テ対策だけでは届かない |
| STEP4 | 数学の大問3・4・5対策:証明・場合分け・複素数平面 | 秋 | 全員共通の大問3・4を落とすと致命的 |
| STEP5 | 共テ対策と並行し、自己採点で型を決める | 共テ直前〜直後 | 出願時の判断材料がない |
| STEP6 | 過去問を5題120分の形で演習 | 二次直前 | 本番の時間配分が身につかない |
よくある失敗5つ
| やりがちな失敗 | なぜダメか |
|---|---|
| 2つの型があることを知らない | 共テの結果を見て有利な方を選べるのに、その機会を失う |
| 共テで失敗したから個別重視型、と安易に選ぶ | 個別重視型は二次の合格最低が47.9%。二次で戦える力が前提 |
| 「120分あるから余裕」と思う | 5題なので1題24分。他学部(4題90分)とほぼ同じ密度 |
| 理系だから英語を後回しにする | 英語は全学部共通で全問記述。理科が1科目の分、英語に回すべき |
| 数学の過去問を4題で解く | 工学部は5題120分。本番と違う形で練習しても意味が薄い |
その力をつけるために、本当に必要なこと
| やるべきこと | 本当に必要なこと |
|---|---|
| 型の選択判断 | 共テ自己採点からの逆算(どちらが有利かを数字で判断する) |
| 数学5題への対応 | 自分の区分(5題120分)での演習と計測 |
| 英語の記述力 | 書いた答案を見てもらうこと(和訳・英作文は自己採点できない) |
| 数学の証明・図示 | 答案の添削(論理の飛躍は自分では見えない) |
| 理科1科目の完成 | 穴がないかの確認(1科目だからこそ、落とせない) |
配点も合格最低点も、調べれば分かります。でも、「あなたの共テ結果なら、どちらの型で、どの科目にどれだけ時間を割くべきか」を一緒に設計してくれる人は、書店には売っていません。
よくある質問
Q. 工学部の2つの型は、いつ選ぶのですか?
A. 出願時に選択します。共通テストの自己採点をしてから決められるため、結果を見て有利な方を選べます。
Q. 共通テストで何割必要ですか?
A. 令和7年度の合格者の共テ最低点は、共テ重視型が55.7%、個別重視型が51.8%でした。平均は共テ重視型65.7%、個別重視型60.5%です。ただし最低点は「その年で最も低い合格者」の点数なので、平均を目標にする方が安全です。
Q. 共テで失敗したら個別重視型にすべきですか?
A. 一概には言えません。個別重視型は二次の合格最低点が47.9%で、共テ重視型(28.1%)より約20ポイント高いためです。二次で5割近く取れる力があるかどうかが判断基準になります。
Q. 工学部の数学は何題ですか?
A. 大問1〜5の5題を120分で解きます。他学部(4題90分)より1題多く、1題あたりは約24分です。「120分あるから余裕」ではありません。
Q. 理科は何科目必要ですか?
A. 工学部は1科目90分です(医学部・歯学部は2科目180分)。物理・化学・生物・地学から選択します。1科目で済む分、数学や英語に時間を回せるのが工学部の利点です。
Q. 理系なので英語は後回しでいいですか?
A. おすすめしません。新潟大学の英語は全学部共通で全問記述(和訳・字数指定の説明・和文英訳・100語の自由英作文)です。共通テスト対策の延長では対応できません。
Q. このデータはどこの数字ですか?
A. 新潟大学が公表している「データブック2026」に掲載された、令和7年度入学試験の合格者最高点・最低点・平均点です。
新潟大学に合格するには
ここまで読んでいるということは、本気で新潟大学に合格したいということだと思います。合格するために不可欠な要素は、次の5つです。
新潟大学の入試には独自の傾向があります。新潟大学に特化した計画を立てることで、合格への最短距離を進むことができます。多くの受験生や高校生は、自分オリジナルの計画で余計なことをしてしまったり、逆に必要なのにそれを飛ばしたりと、合格まで遠回りする計画を立ててしまいがちです。正しい計画を立てることが、一番の合格への近道です。
計画を毎日しっかり実行することが大切です。どれだけ素晴らしい100点の計画を立てても、実行しなければ意味はありません。とはいえ、1人だと9割以上の人がどこかでサボってしまうのが現実です。だからこそ、誰かに管理してもらう環境が欠かせません。逆に、正しい計画をサボらずにやりきれば、ほとんどの人が合格できます。
成績が上がるのは「分からなかった問題が分かるようになった時」だけです。もともと分かる問題を1,000回、1万回、10万回解いても点数は変わりません。まず必要なのは、分かるところと分からないところをはっきりさせること。それを明確にするのが毎週の確認テストです。2ヶ月や3ヶ月に1回では遅すぎます。1週間に1回、勉強した範囲が本当に身についているかをテストすることが大事なのです。
一度決めた計画がその通りに進むことはありません。先週の勉強量が少なかったのか、多すぎたのかを毎週振り返り、翌週の計画を一緒に決めていきます。1ヶ月に1回の面談では、その1ヶ月がダメだった場合、まるごと無駄になってしまいます。1週間に1回にすることで、計画が崩れてもリスクを最小限に抑えられます。
新潟大学に合格したことがない人が指導しても説得力がありません。実際に合格した先輩の指導だからこそ、アドバイスに説得力があります。また、志望する大学の先輩だからこそ、モチベーションも上がります。結局、受験勉強は辛いもの。継続するためのモチベーションを、毎週この新潟大学の講師と話すことで高めていきます。
独学・集団授業・個別指導では、なぜ難しいのか
この5つ、どれか1つでも欠けると合格は一気に遠のきます。しかし現実には、独学・集団授業・個別指導のいずれも、5つすべてを揃えるのは難しいのです。
| 合格に必要な要素 | 独学 | 集団授業 | 個別指導 | 新潟大学専門塾 |
|---|---|---|---|---|
| 新潟大学に特化した計画 | ✕ | ✕ | △ | ◎ |
| 毎日の学習管理 | ✕ | ✕ | ✕ | ◎ |
| 毎週の確認テスト | △ | △ | △ | ◎ |
| 毎週の面談 | ✕ | ✕ | △ | ◎ |
| 新潟大合格者の講師 | ✕ | △ | △ | ◎ |
独学は計画も管理も自分次第。集団授業は全員に同じ内容を進めるため、あなた専用の計画にはなりません。個別指導は授業の時間は見てもらえますが、「授業以外の毎日」まで管理してくれる塾はほとんどない——ここが最大の落とし穴です。受験の勝敗は、授業の時間より授業以外の膨大な時間で決まります。
だから、本気で新潟大学合格に近づけます。
まずは無料学習相談で、あなたの現在地と合格までの道筋を確認してみてください。しつこい勧誘は一切ありません。
新潟大学専門塾について詳しく見る



コメント