新潟大学 化学 無機・空所補充 対策

参考書・勉強法

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春日一心(新潟大学専門塾 代表)

春日一心

新潟大学専門塾 代表

  • 偏差値30台から、独学で新潟大学に合格
    高校自体の偏差値は40台、その中でも自分は下位で、偏差値は30台からのスタートでした。そこから独学で新潟大学に合格しました。
  • 塾講師歴4年、新潟大学合格者を多数輩出
    新潟大学受験に特化した「新潟大学専門塾」の代表。塾講師として指導した生徒から、新潟大学の合格者を多く出してきました。
  • 新潟市西区で「徹底管理塾」も運営
    オンラインの新潟大学専門塾に加え、新潟市西区で対面の「徹底管理塾」も運営しています。

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こんなお悩み、ありませんか?
  • 無機化学の空所補充がいつも苦手
  • ケイ素と炭素、どこまで覚えればいいかわからない
  • 用語は覚えたのに、文章の中で埋められない
春日一心
こんにちは、新潟大学専門塾の春日です。新潟大学の化学は、令和5年度も大問1が理論・無機でした。この記事では実際に出たケイ素・炭素の空所補充問題を解いて見せながら、丸暗記ではなく「つながりで覚える」無機化学の身につけ方をお伝えします。
この記事でわかること
  • ケイ素・炭素の空所補充が、なぜ丸暗記で崩れるのか
  • 実際に出た問題を、文脈の中で解いて見せます
  • 丸暗記でつまずくパターンとの違い
  • 無機化学でよくある失敗5つ

新潟大学の化学 大問1は、令和5年度も“理論・無機”でした

まず事実から。新潟大学の化学は大問1が理論・無機、大問2が有機・高分子という構成が続いています。令和5年度の大問1は、周期表14族の非金属元素であるケイ素と炭素をテーマにした無機化学の問題でした。

出題された内容 問われたポイント
ケイ素単結晶の半導体としての性質 太陽電池・集積回路への利用と結びつけて理解しているか
ガラス・アモルファス(非晶質)・シリカゲルの生成 二酸化ケイ素がどのような過程を経て変化するか
二酸化ケイ素と水酸化ナトリウムの反応 反応が起きる理由(酸性酸化物としての性質)を理解しているか
炭素の共有結合と同素体(ダイヤモンド・黒鉛・フラーレン・カーボンナノチューブ) 結合の違いが性質の違いにどうつながるか
春日一心
出題形式は空所補充(①〜⑧)が中心で、一見すると単語を並べるだけの問題に見えます。しかし実際に問われているのは、ケイ素→半導体→太陽電池、二酸化ケイ素→ガラス→非晶質という知識のつながりです。バラバラに覚えた用語は、文脈の中に置かれた瞬間に崩れます。
この記事で、以下のすべてがわかります
  • 令和5年度 大問1の出題内容と、そこで問われている力
  • 実際に出た問題を、文脈の中で解いて見せます(ケイ素編・炭素編)
  • 丸暗記でつまずくパターンと、つながりで整理する解き方の違い
  • 無機化学でよくある失敗5つ
  • 何を・どの順番で・いつまでに身につけるか

空所補充は「丸暗記」では通用しない

無機化学の空所補充は、一問一答形式の暗記カードとは根本的に別物です。「半導体」「非晶質」「共有結合」——こうした単語を単独で覚えているだけでは、文脈の中でどの語が入るかを判断できません。

ケイ素という素材が、なぜ太陽電池や集積回路に使われるのか。二酸化ケイ素が、なぜ融解・急冷を経てガラスになるのか。この「なぜ」の部分まで理解して初めて、文中の空所を自信を持って埋められます。バラバラに覚えた知識は、初めて見る文章構成の中では機能しません。

丸暗記でつまずくパターン ↔ つながりで整理する解き方

丸暗記でつまずくパターン つながりで整理する解き方
「半導体」という言葉だけを覚えている ケイ素→太陽電池・集積回路→半導体、という理由の流れごと覚える
ガラスを「無色透明な固体」とだけ覚えている 二酸化ケイ素を融解し急冷→分子配列がバラバラになる→非晶質、という生成過程で覚える
二酸化ケイ素とNaOHの反応式を数字として丸暗記 二酸化ケイ素が酸性酸化物であることから、塩基と反応する性質を導く
同素体の名前(ダイヤモンド・黒鉛・フラーレン・カーボンナノチューブ)を単語カードで暗記 結合のしかたの違いから、硬さ・電気伝導性の違いまで結びつける
空所補充を「単語当てゲーム」として解こうとする 前後の文脈から、どの知識のつながりが問われているかを読み取る
春日一心
この対比を見て分かる通り、同じ知識量でも「つながり方」次第で得点は大きく変わります。次の章では、実際の出題内容をもとに、この「つながり」がどう問われるのかを解いて見せます。

実際に出た問題を、文脈の中で解いて見せます

① ケイ素編(半導体・ガラス・シリカゲル)

実際に出た問題(令和5年度・化学 大問1)

ケイ素の単結晶は太陽電池や集積回路に利用される( ① )としての性質を持つ。二酸化ケイ素を高温で融解したのち急激に冷やすと、分子配列が規則正しく並ばない( ② )の状態になり、これがガラスの構造である。二酸化ケイ素を水酸化ナトリウム水溶液と反応させて生じた物質を水に溶かし酸を加えると、成分が固まって( ③ )が得られる。空所①〜③に適切な語句を入れよ。

  1. この空所は、単語を1つずつ暗記していても埋まりません。ケイ素という物質が、どんな性質を経てどんな製品につながるかという一本の流れを追えているかが試されています。
  2. 【空所①】ケイ素単結晶が太陽電池・集積回路に使われる、という利用先から性質を逆算します。
  3. ① 半導体
  4. 【空所②】「融解→急冷」という生成過程がキーワードです。急冷すると原子が規則正しく並ぶ時間がないまま固まるため、結晶のような規則性を持ちません。
  5. ② アモルファス(非晶質)
  6. 【空所③】二酸化ケイ素は酸性酸化物のため、塩基である水酸化ナトリウムと反応してケイ酸ナトリウムを生じます。これを水に溶かした水ガラスに酸を加えると、ケイ酸が重合してゲル状に固まります。
  7. ③ シリカゲル
  8. 3つの空所はどれも独立していません。「ケイ素→半導体」「二酸化ケイ素→ガラス→非晶質」「二酸化ケイ素→水ガラス→シリカゲル」という3本のつながりを追えているかどうかで、この1問全体の正答率が決まります。

② 炭素編(共有結合と同素体)

実際に出た問題(令和5年度・化学 大問1)

炭素原子どうしは( ④ )によって結晶をつくる。代表的な同素体には、すべての炭素原子が同じ結合でつながり非常に硬い( ⑤ )、層状の構造を持ち電気を通す( ⑥ )、球状の分子構造を持つ( ⑦ )、筒状の構造を持つ( ⑧ )がある。空所④〜⑧に適切な語句を入れよ。

  1. 同素体の名前を暗記しているだけでは、なぜ性質が違うのかという角度から出題されると対応できません。結合のしかたと性質を結びつけて整理できているかがポイントです。
  2. 【空所④】炭素原子どうしのつながり方そのものを問う空所です。
  3. ④ 共有結合
  4. 【空所⑤・⑥】「非常に硬い」「電気を通す」という性質の違いから同素体名を逆算します。すべて共有結合でつながり立体的に硬いのがダイヤモンド、層状構造で層内に自由に動ける電子を持つため電気を通すのが黒鉛です。
  5. ⑤ ダイヤモンド ⑥ 黒鉛
  6. 【空所⑦・⑧】形状のキーワード(球状/筒状)が手がかりです。
  7. ⑦ フラーレン ⑧ カーボンナノチューブ
  8. 同じ炭素、同じ共有結合なのに、性質がここまで違う。この理由まで説明できて初めて、名前だけの暗記から抜け出せます。
春日一心
2つの問題に共通しているのは、空所の前後にある「理由」を読み、そこから知識のつながりをたどる作業です。単語カードのような一問一答学習だけでは、この読み方は身につきません。

無機化学でよくある失敗5つ

やりがちな失敗 なぜ失点するか
用語を単独で覚え、前後の文脈を読まずに空所を埋めようとする 同じ単語でも文脈によって適切な語が変わり、パターン暗記では対応できない
ケイ素と炭素を別々の単元として覚え、対比して整理していない 同じ14族として対比的に出題されると、片方の知識だけでは埋まらない空所が出る
反応式は覚えているが、なぜその反応が起きるかを説明できない 酸性酸化物・塩基性酸化物といった性質の理解が抜けていると、初見の文脈に対応できない
同素体の名前だけ暗記し、性質の違いを説明できない 「なぜ黒鉛は電気を通すか」のような理由を問う設問に対応できない
無機分野は出にくいと考えて後回しにする 大問1がまるごと無機になる年もあり、範囲を絞ると大きく失点する

では、この「つながりで覚える力」をどうやって身につけるか

1周期表の族ごとに性質をつなげて整理する力

なぜ、そう簡単ではないのか:無機化学は単元ごとに独立して勉強しがちで、同じ族の元素を横断して比較する機会がないまま覚えてしまうことが多いです。

身につけるために要ること:同じ族の元素を並べて、共通点と相違点をノートに整理し、なぜ似ているのか・なぜ違うのかまで言葉にする練習。

2現象が起きる理由を言葉で説明する力

なぜ、そう簡単ではないのか:半導体になる理由、非晶質になる理由、酸性酸化物として反応する理由——暗記だけでは「なぜ」の部分が抜け落ち、初見の文脈で崩れます。

身につけるために要ること:一つひとつの現象について、理由まで書いて説明する練習と、その説明が正しいかを確認してもらうこと

3文脈から空所の語を推測する力

なぜ、そう簡単ではないのか:一問一答形式の暗記だけでは、文章の中で前後関係を読みながら判断する力は身につきません。

身につけるために要ること:実際に文脈の中で空所を埋める形式の演習を重ね、なぜその語が正解なのかを確認する作業。

具体的に、何を・どの順番でやるか

段階 やること 目安 ここで手を抜くと
STEP1 周期表の族ごとに性質を横断的に整理する(14族ならSiとCを並べて比較) 高2冬〜高3春 個別の知識がバラバラのまま、つながりが作れない
STEP2 現象が起きる理由を言葉で説明する練習(半導体・非晶質・共有結合など) 高3夏前 用語は書けても文脈依存の空所で崩れる
STEP3 空所補充形式の問題を、文脈から語を推測する練習として繰り返す 高3夏 単語当てクイズのまま対策が止まる
STEP4 書いた説明を第三者に見てもらい、つながりが伝わるか確認する 高3秋 自分では説明の抜けに気づけない
STEP5 過去問の大問1(理論・無機)だけを集めて時間を計って演習する 直前期 本番で知識の抜けに気づき、動揺する

時期別ロードマップ

  1. 高2冬
    └ 周期表とその族の性質をノートにまとめ、横断的な理解の土台を作る
  2. 高3春〜夏前
    └ 半導体・非晶質・共有結合など、現象が起きる理由を自分の言葉で説明できるようにする
  3. 高3夏
    └ 空所補充形式の演習を重ね、文脈から語を推測する感覚を身につける
  4. 高3秋
    └ 書いた説明・反応式の理由づけを第三者に確認してもらう
  5. 直前期
    └ 大問1(理論・無機)だけを抽出して時間を計って演習し、抜けを最終確認する
無機化学は、独学だと「つながりの抜け」に気づきにくい分野です

計算問題は答えの数値で自己採点できます。しかし無機化学の「つながり」は、覚えた気になっていても、文脈が変わった瞬間に崩れることに自分では気づけません。

同じ用語を別の角度から問われて初めて、知識の穴が発覚する——これが無機化学でいちばん多い失点パターンです。

その先で必要なこと

つけたい力 本当に必要なこと
族ごとの性質のつながり 横断的に整理したノートを、抜けがないか確認してもらうこと
現象の理由づけ 書いた説明を見てもらうこと(説明の抜けは自分では判定しにくい)
文脈からの語の推測 空所補充演習の答え合わせを、理由まで一緒に確認すること
継続 毎週の確認テストと管理(無機化学は範囲が広く、抜けが放置されやすい)

参考書は書店で買えます。でも、あなたが整理したつながりのどこに穴があるかを指摘してくれる人は、書店には売っていません。

春日一心
ここまで読んで、やることの多さに気づいたと思います。新潟大学の化学(無機・空所補充)は、正しくやれば必ず伸びます。問題は、その「正しく」を一人で用意し続けられるか
新潟大学専門塾が、いっしょにやっていること
  • 書いた説明・整理ノートの添削で、自分では見えないつながりの抜けを潰す
  • 毎週の確認テストで、用語ではなく「つながり」が身についたかを測る
  • 毎日の学習管理で、範囲が広い無機化学の演習継続を支える
  • 新潟大学に合格した講師に質問できる環境で、「このつながりで合ってる?」に答える

参考書は本屋で買えます。でも、上のような「続ける仕組み」と「見てくれる目」は、本屋には置いていません。そこだけを、僕たちが引き受けます。

よくある質問

Q. 令和5年度の化学 大問1はどんな問題でしたか?

A. 周期表14族のケイ素と炭素をテーマにした無機化学の問題で、空所補充(①〜⑧)を通じて半導体・非晶質・共有結合などの知識のつながりが問われました。

Q. 空所補充はどこが難しいのですか?

A. 単語を丸暗記しているだけでは、文脈の中でどの語が入るかを判断できません。ケイ素→半導体→太陽電池、二酸化ケイ素→ガラス→非晶質という知識のつながりができているかが試されるためです。

Q. ケイ素と炭素、両方きちんと勉強する必要がありますか?

A. はい。同じ14族の元素として対比的に出題される傾向があり、片方だけ仕上げても文脈依存の空所補充には対応できません。

Q. 同素体はどこまで覚えればいいですか?

A. 名前を覚えるだけでなく、結合の違いが硬さや電気伝導性の違いにどうつながるかまで説明できる状態が必要です。

Q. 無機化学は暗記量が多くて対策が大変です。何から始めればいいですか?

A. 単元別に用語を覚えるのではなく、周期表の族ごとに性質をつなげて整理することから始めるのが効果的です。

Q. 反応式は書けるのに、空所補充になると間違えます。なぜですか?

A. 反応式を覚えていても、その反応が起きる理由(酸性酸化物である、など)を説明できないと、文脈の中の空所には対応できないためです。

Q. 無機化学の対策はいつから始めるべきですか?

A. 高2の冬から周期表の族ごとの整理を始め、高3の夏までに空所補充形式の演習を重ねるのが理想です。

Q. 独学で「つながり」ができているかを確認する方法はありますか?

A. 自分で書いた説明を客観的に評価するのは難しく、覚えた気になっていても文脈依存の問題で崩れることに気づきにくいというのが実情です。

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新潟大学に合格するには

ここまで読んでいるということは、本気で新潟大学に合格したいということだと思います。合格するために不可欠な要素は、次の5つです。

1
新潟大学に特化した計画で勉強する

新潟大学の入試には独自の傾向があります。新潟大学に特化した計画を立てることで、合格への最短距離を進むことができます。多くの受験生や高校生は、自分オリジナルの計画で余計なことをしてしまったり、逆に必要なのにそれを飛ばしたりと、合格まで遠回りする計画を立ててしまいがちです。正しい計画を立てることが、一番の合格への近道です。

2
計画を毎日やりきる継続力

計画を毎日しっかり実行することが大切です。どれだけ素晴らしい100点の計画を立てても、実行しなければ意味はありません。とはいえ、1人だと9割以上の人がどこかでサボってしまうのが現実です。だからこそ、誰かに管理してもらう環境が欠かせません。逆に、正しい計画をサボらずにやりきれば、ほとんどの人が合格できます。

3
毎週の確認テスト

成績が上がるのは「分からなかった問題が分かるようになった時」だけです。もともと分かる問題を1,000回、1万回、10万回解いても点数は変わりません。まず必要なのは、分かるところと分からないところをはっきりさせること。それを明確にするのが毎週の確認テストです。2ヶ月や3ヶ月に1回では遅すぎます。1週間に1回、勉強した範囲が本当に身についているかをテストすることが大事なのです。

4
毎週の面談

一度決めた計画がその通りに進むことはありません。先週の勉強量が少なかったのか、多すぎたのかを毎週振り返り、翌週の計画を一緒に決めていきます。1ヶ月に1回の面談では、その1ヶ月がダメだった場合、まるごと無駄になってしまいます。1週間に1回にすることで、計画が崩れてもリスクを最小限に抑えられます。

5
新潟大学に合格した経験のある講師の指導

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この5つ、どれか1つでも欠けると合格は一気に遠のきます。しかし現実には、独学・集団授業・個別指導のいずれも、5つすべてを揃えるのは難しいのです。

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