新潟大学の自由英作文|まず、どんな問題が出るのか
新潟大学の英語(前期日程)では、大問IIIの後半に自由英作文が出ます。テーマに対して、自分の意見を英語で100語程度書く問題です。全学部共通で、令和5・6・7年度の3年間ずっと出題されています。
実際に出たテーマは、この3つです。
| 年度 | テーマ | タイプ |
|---|---|---|
| 令和5年度 | あなたにとって特別なモノは何か。なぜ特別か。 | 自分の経験を語る型 |
| 令和6年度 | もし全ての仕事の給料が同じなら、どんな仕事を選び、それはなぜか。 | 自分の経験を語る型 |
| 令和7年度 | 英国の16歳未満SNS利用禁止について、日本でも同様にすべきか。賛成か反対かを述べ、理由を2つ挙げよ。 | 賛否を述べる型 |
つまりこの2つの型を用意しておけば、どちらが来ても書けるということ。ヤマを張る必要はありません。
100語は「6ブロック」で、ちょうど埋まります
いきなり書き始めると、必ず途中で詰まります。構成を先に決めてから書く——これが鉄則です。次の6ブロックで100語はきれいに収まります。
| ブロック | 書くこと | 英語の型 | 目安語数 |
|---|---|---|---|
| ① 立場・結論 | 質問への答えを最初に書く | I would choose 〜 / I agree(disagree)that 〜 | 15〜20語 |
| ② 理由1 | 1つ目の理由 | First, 〜 | 15語 |
| ③ 理由1の具体化 | 例・体験を足す | For example, 〜 | 20語 |
| ④ 理由2 | 2つ目の理由 | Second, 〜 | 15語 |
| ⑤ 理由2の具体化 | 例・体験を足す | In fact, 〜 | 20語 |
| ⑥ まとめ | 立場を再確認して締める | For these reasons, 〜 | 10〜15語 |
令和7年度は「理由を2つ挙げよ」と明示されていました。指定がない年でも、この「理由2つ+具体化」の型で書けば100語は埋まります。型を1つに固定しておくと、本番で構成に悩む時間がゼロになります。
実際に、100語の答案を書いて見せます
令和6年度のテーマで、最初から最後まで通してやってみます。
もう1つの型|賛否を述べるテーマ(令和7年度)
減点されないための、最終チェック項目
内容が良くても、細かいミスで削られます。書き終わったら、この5つだけ確認してください。
| チェック項目 | よくあるミス |
|---|---|
| 三単現の s | He like 〜 → He likes 〜 |
| 時制の一致 | 仮定法の主節で would を落とす(I will → I would) |
| 冠詞(a / the) | a teacher の a を落とす/複数形にすべき名詞を単数のまま |
| 単複の一致 | students who lives → students who live |
| 語数の記入 | (97 words) を書き忘れる(3年とも指定あり) |
とくに三単現・時制・冠詞は、日本人が最も落としやすい3点です。書いた後に「動詞だけ」を目で追う10秒を、習慣にしてください。
本番の時間配分|英作文を後回しにすると詰みます
新潟大学の英語は90分で、長文読解2題+大問III(和文英訳+自由英作文)。大問III全体で30分を目安に、その内訳はこうです。
| 作業 | 目安時間 |
|---|---|
| 和文英訳 2問 | 10分 |
| 自由英作文|日本語で構想 | 5分 |
| 自由英作文|英語で記述 | 13分 |
| 語数のカウントと記入 | 2分 |
では、この力をどうやってつけるのか
なぜ、そう簡単ではないのか:正解のない問いに対し、賛成か反対か・何を選ぶかを数十秒で決められないと、書き始められません。悩んでいるうちに時間が溶けます。
身につけるために要ること:過去問や予想テーマで、30秒で立場を決める練習。本心ではなく「英語で書きやすい方」を選ぶ訓練です。
なぜ、そう簡単ではないのか:日本語で思いついた立派な理由も、自分が書ける英語に落とせなければ0点です。難しい内容を思いつくほど、英語にできず詰まります。
身につけるために要ること:「言いたいことを、知っている表現に置き換える」訓練。そして書いた英文を直してもらう添削。自分では不自然さに気づけません。
なぜ、そう簡単ではないのか:読解2題のあとに残された時間はわずか。書き慣れていないと、構成を考えるだけで終わってしまいます。
身につけるために要ること:毎日書く習慣。週1回では、書くスピードは上がりません。そして続けるための管理。
なぜ、そう簡単ではないのか:三単現・時制・冠詞。一つ間違えるごとに減点されます。そして自分では、そのミスに気づけません。
身につけるために要ること:書いた英作文を、第三者に添削してもらうこと。これなしに精度は上がりません。
具体的に、何を・どの順番でやるか
| 段階 | やること | 目安 | ここで手を抜くと |
|---|---|---|---|
| STEP1 | 基本文法の総復習(時制・冠詞・単複) | 高3の夏まで | 書いても減点だらけになる |
| STEP2 | 型を1つ作る(6ブロックの構成を暗記) | 夏 | 本番で構成に悩んで時間を失う |
| STEP3 | 使える表現を20個ストック(First, / For example, など) | 夏〜秋 | 毎回ゼロから考えることに |
| STEP4 | 週3本以上、実際に100語書く | 秋〜直前 | スピードが上がらない |
| STEP5 | 書いた答案を添削してもらう | 秋〜直前 | 同じミスを繰り返す |
| STEP6 | 過去問3年分+予想テーマで本番演習 | 直前期 | 語数管理と時間配分が身につかない |
よくある失敗5つ
| やりがちな失敗 | なぜダメか |
|---|---|
| いきなり英語で書き始める | 途中で詰まって書き直しになり、時間を失う。日本語で骨組みを決めてから |
| 難しい構文に挑戦する | 仮定法や倒置で崩れる答案が多い。知っている表現で確実に書く方が点になる |
| 語数を数える時間を確保していない | 3年とも語数の明記が指定されている。書き終えてから数えると慌てる |
| 本心を書こうとして手が止まる | 賛否問題で本心は不要。英語で書きやすい方を選ぶ |
| 添削を受けずに書き続ける | 自分の英文の誤りは自分では見えない。同じミスを本番まで繰り返す |
その力をつけるために、本当に必要なこと
| つけたい力 | 本当に必要なこと |
|---|---|
| 立場を即決する | 予想テーマでの反復練習と、迷った箇所を指摘してもらうこと |
| 書ける英語への変換 | 書いた英文の添削(不自然さは自分では気づけない) |
| 書くスピード | 毎日書き続けるための管理(週1回では上がらない) |
| 文法の正確さ | ミスの傾向を指摘してもらうこと(自分の癖は自分では見えない) |
| 語数・時間管理 | 本番形式での計測(解きっぱなしでは身につかない) |
英作文の参考書は書店で買えます。でも、あなたが書いた100語を読んで直してくれる人は、書店には売っていません。ここが、英作文が独学で最も伸びにくい理由です。
よくある質問
Q. 自由英作文は毎年出ますか?
A. 令和5・6・7年度の3年とも、大問IIIの後半に100語程度の自由英作文が出題されています。全学部共通です。
Q. 100語ちょうど書かないといけませんか?
A. 「100語程度」なので、90〜110語程度に収まっていれば問題ありません。ただし解答欄末尾に「(97 words)」のように実際の語数を書く必要があります。
Q. 賛否のテーマで、本心を書くべきですか?
A. その必要はありません。採点されるのは意見の内容ではなく英語です。英語で書きやすい方の立場を選んでください。
Q. 難しい構文を使った方が点は高いですか?
A. いいえ。仮定法や倒置を無理に使って崩れる答案が多く、むしろ減点されます。知っている表現で正確に書く方が高得点です。
Q. どのくらいの頻度で書けばいいですか?
A. 週3本以上が目安です。週1回では書くスピードが上がりません。そして必ず添削を受けてください。
Q. 添削してもらえる人がいません
A. ここが英作文の最大の壁です。自分の英文の誤りは自分では見えないため、書きっぱなしだと同じミスを本番まで繰り返すことになります。
Q. テーマの予想はできますか?
A. テーマ自体の予想は困難ですが、3年とも「自分の経験を語る型」か「賛否を述べる型」のどちらかです。この2つの型を準備しておけば対応できます。
新潟大学に合格するには
ここまで読んでいるということは、本気で新潟大学に合格したいということだと思います。合格するために不可欠な要素は、次の5つです。
新潟大学の入試には独自の傾向があります。新潟大学に特化した計画を立てることで、合格への最短距離を進むことができます。多くの受験生や高校生は、自分オリジナルの計画で余計なことをしてしまったり、逆に必要なのにそれを飛ばしたりと、合格まで遠回りする計画を立ててしまいがちです。正しい計画を立てることが、一番の合格への近道です。
計画を毎日しっかり実行することが大切です。どれだけ素晴らしい100点の計画を立てても、実行しなければ意味はありません。とはいえ、1人だと9割以上の人がどこかでサボってしまうのが現実です。だからこそ、誰かに管理してもらう環境が欠かせません。逆に、正しい計画をサボらずにやりきれば、ほとんどの人が合格できます。
成績が上がるのは「分からなかった問題が分かるようになった時」だけです。もともと分かる問題を1,000回、1万回、10万回解いても点数は変わりません。まず必要なのは、分かるところと分からないところをはっきりさせること。それを明確にするのが毎週の確認テストです。2ヶ月や3ヶ月に1回では遅すぎます。1週間に1回、勉強した範囲が本当に身についているかをテストすることが大事なのです。
一度決めた計画がその通りに進むことはありません。先週の勉強量が少なかったのか、多すぎたのかを毎週振り返り、翌週の計画を一緒に決めていきます。1ヶ月に1回の面談では、その1ヶ月がダメだった場合、まるごと無駄になってしまいます。1週間に1回にすることで、計画が崩れてもリスクを最小限に抑えられます。
新潟大学に合格したことがない人が指導しても説得力がありません。実際に合格した先輩の指導だからこそ、アドバイスに説得力があります。また、志望する大学の先輩だからこそ、モチベーションも上がります。結局、受験勉強は辛いもの。継続するためのモチベーションを、毎週この新潟大学の講師と話すことで高めていきます。
独学・集団授業・個別指導では、なぜ難しいのか
この5つ、どれか1つでも欠けると合格は一気に遠のきます。しかし現実には、独学・集団授業・個別指導のいずれも、5つすべてを揃えるのは難しいのです。
| 合格に必要な要素 | 独学 | 集団授業 | 個別指導 | 新潟大学専門塾 |
|---|---|---|---|---|
| 新潟大学に特化した計画 | ✕ | ✕ | △ | ◎ |
| 毎日の学習管理 | ✕ | ✕ | ✕ | ◎ |
| 毎週の確認テスト | △ | △ | △ | ◎ |
| 毎週の面談 | ✕ | ✕ | △ | ◎ |
| 新潟大合格者の講師 | ✕ | △ | △ | ◎ |
独学は計画も管理も自分次第。集団授業は全員に同じ内容を進めるため、あなた専用の計画にはなりません。個別指導は授業の時間は見てもらえますが、「授業以外の毎日」まで管理してくれる塾はほとんどない——ここが最大の落とし穴です。受験の勝敗は、授業の時間より授業以外の膨大な時間で決まります。
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