最初に確認|学部によって「古文・漢文」が要る人と要らない人がいます
これを知らないと、数ヶ月を無駄にしかねません。新潟大学の国語(人文・教育・経済科学・医・創生学部)は、学部によって解く問題が違います。令和5・6・7年度の3年間、この割り当ては一字も変わっていません。
| 学部 | 解く問題 | 解答用紙 | 古文・漢文 |
|---|---|---|---|
| 人文学部・教育学部 | 第一問・第二問・第三問 | 3枚 | 必要 |
| 経済科学部・医学部・創生学部 | 第一問・第四問 | 2枚 | 不要 |
第一問の中身|3年分の傾向
全学部が解く第一問は、現代文の評論です。3年分の出典の性格を見ると、方向がはっきりします。
- 3年とも人文系の学術評論(科学論・歴史学・美術論)。小説・随筆は一度も出ていません
- 専門用語には、すべて注がつきます。「共時態」「モノグラフ」など難語も、注で意味が示される
- 令和7年度は文章I・文章IIの2つを関連づけて読ませる形式も登場
つまり測られているのは知識量ではなく、初見の抽象的な議論を、書いてある通りに正確に追う力。だから対策は、小説の心情読解ではなく評論を論理的に読む練習に寄せるのが正解です。
毎年出る「漢字10問」は、確実な得点源です
第一問の問一は、3年とも「傍線部①〜⑩のカタカナを漢字に改めよ」。10問固定、例外なしです。
| やること | ポイント |
|---|---|
| 共通テストレベルの漢字帳を1冊やり切る | 二次で出る漢字は共通テストレベルを大きく超えません。分厚い専用問題集は不要 |
| 「読める」ではなく「書ける」まで | 記述式なので、うろ覚えは0点。必ず手を動かす |
| 評論頻出語を優先 | 出典が人文系評論。「概念」「普遍」「契機」「陥る」などから固める |
| 1日5分を毎日 | まとめて2時間より、毎日5分の方が定着する |
記述問題を、実際に解いて見せます
ここが最も差がつくところです。答案の作り方を、最後まで見せます。
① 条件つきの記述(三語を使って120字)
② 比喩を説明する記述(90字)
記述を解く手順(この順でやります)
| 手順 | やること |
|---|---|
| ① 設問を分解する | 「どのようなものか」「なぜか」「どういうことか」——問われ方で書く内容も文末も変わる |
| ② 傍線部の説明が要る語に丸をつける | 記述の中身は、その語を本文の別の言葉で言い換えたもの |
| ③ 余白に要素を箇条書き | いきなり解答欄に書かない。並べてから字数に合わせて削る |
| ④ 文末を設問に合わせる | 「なぜか」→「〜から。」/「どういうことか」→「〜ということ。」 |
| ⑤ 設問の条件を再確認 | 「三語を用いて」等の条件は、すべて採点項目 |
では、合格点を取るには「どんな力」が必要か
なぜ、そう簡単ではないのか:出典は3年とも人文系の学術評論。抽象的な議論を、書いてある通りに追えないと、記述の中身そのものが崩れます。小説の心情読解の練習は、ここには効きません。
身につけるために要ること:評論に特化した読解の訓練。そして読み取りが合っているかを確認してくれる目。「分かった気」のまま進むのが一番怖い。
なぜ、そう簡単ではないのか:記述の中身は、傍線部の語を本文の別の箇所の言葉で言い換えたものです。傍線部をそのまま繰り返しても1点も来ません。比喩ならなおさら、置き換えが必要です。
身につけるために要ること:「どこが根拠か」を探して言い換える訓練。書いた答案の過不足を指摘してもらうこと。
なぜ、そう簡単ではないのか:20字と150字では、入れる要素の数がまったく違います。字数に応じて何を入れ何を削るかを判断できないと、字数オーバーかスカスカの答案になります。
身につけるために要ること:同じ設問を字数を変えて何度も書き直す練習。これをやった人とやっていない人で、本番の差が大きく開きます。
なぜ、そう簡単ではないのか:「三語を用いて」「〜を明らかにしながら」——こうした条件はすべて採点項目です。1つ見落とすだけで、内容が合っていても減点されます。
身につけるために要ること:設問文に線を引きながら読む習慣と、条件を満たしているかを確認してもらうこと。
では、具体的に何を・どの順番で・どれだけやればいいのか
| 段階 | やること | 目安 | ここで手を抜くと |
|---|---|---|---|
| STEP0 | 自分が解く問題を確定(古文・漢文が要るか) | 最初に1回 | 出ない範囲に何ヶ月も使うことに |
| STEP1 | 漢字を毎日5分(共通テストレベル1冊) | 通年 | 毎年出る10問を落とす |
| STEP2 | 評論の読解:硬い評論を論理で追う練習 | 高3の夏まで | 記述の中身が崩れる |
| STEP3 | 記述の型:設問分解→要素抽出→字数調整 | 夏〜秋 | 書けるが点が来ない状態が続く |
| STEP4 | 字数バリエーション:同じ設問を70/100/150字で | 秋 | 150字が来た瞬間に手が止まる |
| STEP5 | 過去問:時間を計り、答案を見てもらう | 直前期 | 自己採点が甘いまま本番へ |
参考書の具体名と使い方は 【新潟大学】国語の参考書ルート にまとめています。
時期別ロードマップ(高2冬〜本番)
| 時期 | この時期にやること |
|---|---|
| 高2の冬〜高3春 | 漢字を毎日開始。評論読解の基礎(人文・教育は古文単語・文法も並行) |
| 高3の春〜夏 | 評論を論理で追う練習。傍線部の言い換えを意識した読み方に |
| 高3の夏 | 記述の型づくり開始。設問分解→要素抽出→字数調整の手順を固める |
| 高3の秋 | 字数を変えて書き直す練習。答案を見てもらい、減点箇所を潰す |
| 共通テスト後〜直前 | 過去問を時間を計って。条件の落としと文末の対応を最終チェック |
毎年多くの受験生がやる、5つの失敗
| やりがちな失敗 | なぜダメか |
|---|---|
| 学部を確認せず古文・漢文を勉強する | 経済科・医・創生では二次に出ない。数ヶ月を失う |
| 小説・随筆で読解練習をする | 3年とも人文系の評論。ジャンルが違うと訓練にならない |
| 漢字を「読める」で終わらせる | 記述式なので書けなければ0点 |
| 設問の条件を読み飛ばす | 「三語を用いて」等は採点項目。内容が合っていても減点される |
| 字数を大きく余らせる | 指定字数の8割は使う。余っているのは要素を落としているサイン |
その力をつけるために、本当に必要なこと
| つけたい力 | 本当に必要なこと |
|---|---|
| 自分が解く問題の確定 | 正確な入試情報(古文が要るか要らないか。間違えると対策全体がずれる) |
| 漢字10問の完成 | 毎日少しずつ続ける管理(毎日5分が、一人だと一番続かない) |
| 評論の読解 | 読めたつもりを検証する確認テスト(分かった気のまま進むのが一番怖い) |
| 記述の型 | 書いた答案を見てもらうこと(自分の記述が何点かは、自分では判断できない) |
| 設問条件の徹底 | 条件の落としを指摘してもらうこと(本人は落としたことに気づいていない) |
並べると分かります。新潟大学の国語で差がつくのは、才能ではなく「正しい情報を持っているか」と「記述を見てもらえる環境があるか」です。参考書は書店で買えますが、その記述で点が来るのかを教えてくれるものは、書店には売っていません。
よくある質問
Q. 経済科学部・医学部・創生学部は、本当に古文・漢文が要らないのですか?
A. 3年とも、この3学部は第一問と第四問のみでした。二次試験では古文・漢文は出ません。ただし共通テストでは出ますので、そちらの対策は別途必要です。募集要項で必ず確認してください。
Q. 第四問はどんな問題ですか?
A. 経済科学部・医学部・創生学部だけが解く問題です。3年とも第一問とは別の文章から出題されています。
Q. 現代文はどう勉強すればいいですか?
A. 出典が3年とも人文系の学術評論なので、評論に特化した問題集を選んでください。小説の心情読解は優先度が下がります。
Q. 漢字はどのレベルまで必要ですか?
A. 共通テストレベルで足ります。3年とも標準的な語からの出題です。分厚い専用問題集より1冊を完璧にする方が効きます。
Q. 記述の練習はどうすればいいですか?
A. 過去問1問を使い、70字・100字・150字と字数を変えて書き直すのが最も効率的です。字数が変われば入れる要素も変わります。
Q. 記述の文末は気にすべきですか?
A. はい。「なぜか」なら「〜から。」、「どういうことか」なら「〜ということ。」。内容が合っていても、文末が設問に対応していないと減点されます。
Q. 過去問は何年分やるべきですか?
A. 最低3年分です。3年並べて初めて、学部別の割り当てが固定・漢字10問が毎年出る・問五が最長、といった構造が見えます。
新潟大学に合格するには
ここまで読んでいるということは、本気で新潟大学に合格したいということだと思います。合格するために不可欠な要素は、次の5つです。
新潟大学の入試には独自の傾向があります。新潟大学に特化した計画を立てることで、合格への最短距離を進むことができます。多くの受験生や高校生は、自分オリジナルの計画で余計なことをしてしまったり、逆に必要なのにそれを飛ばしたりと、合格まで遠回りする計画を立ててしまいがちです。正しい計画を立てることが、一番の合格への近道です。
計画を毎日しっかり実行することが大切です。どれだけ素晴らしい100点の計画を立てても、実行しなければ意味はありません。とはいえ、1人だと9割以上の人がどこかでサボってしまうのが現実です。だからこそ、誰かに管理してもらう環境が欠かせません。逆に、正しい計画をサボらずにやりきれば、ほとんどの人が合格できます。
成績が上がるのは「分からなかった問題が分かるようになった時」だけです。もともと分かる問題を1,000回、1万回、10万回解いても点数は変わりません。まず必要なのは、分かるところと分からないところをはっきりさせること。それを明確にするのが毎週の確認テストです。2ヶ月や3ヶ月に1回では遅すぎます。1週間に1回、勉強した範囲が本当に身についているかをテストすることが大事なのです。
一度決めた計画がその通りに進むことはありません。先週の勉強量が少なかったのか、多すぎたのかを毎週振り返り、翌週の計画を一緒に決めていきます。1ヶ月に1回の面談では、その1ヶ月がダメだった場合、まるごと無駄になってしまいます。1週間に1回にすることで、計画が崩れてもリスクを最小限に抑えられます。
新潟大学に合格したことがない人が指導しても説得力がありません。実際に合格した先輩の指導だからこそ、アドバイスに説得力があります。また、志望する大学の先輩だからこそ、モチベーションも上がります。結局、受験勉強は辛いもの。継続するためのモチベーションを、毎週この新潟大学の講師と話すことで高めていきます。
独学・集団授業・個別指導では、なぜ難しいのか
この5つ、どれか1つでも欠けると合格は一気に遠のきます。しかし現実には、独学・集団授業・個別指導のいずれも、5つすべてを揃えるのは難しいのです。
| 合格に必要な要素 | 独学 | 集団授業 | 個別指導 | 新潟大学専門塾 |
|---|---|---|---|---|
| 新潟大学に特化した計画 | ✕ | ✕ | △ | ◎ |
| 毎日の学習管理 | ✕ | ✕ | ✕ | ◎ |
| 毎週の確認テスト | △ | △ | △ | ◎ |
| 毎週の面談 | ✕ | ✕ | △ | ◎ |
| 新潟大合格者の講師 | ✕ | △ | △ | ◎ |
独学は計画も管理も自分次第。集団授業は全員に同じ内容を進めるため、あなた専用の計画にはなりません。個別指導は授業の時間は見てもらえますが、「授業以外の毎日」まで管理してくれる塾はほとんどない——ここが最大の落とし穴です。受験の勝敗は、授業の時間より授業以外の膨大な時間で決まります。
だから、本気で新潟大学合格に近づけます。
まずは無料学習相談で、あなたの現在地と合格までの道筋を確認してみてください。しつこい勧誘は一切ありません。
新潟大学専門塾について詳しく見る



コメント